【流れるプールを侮るなかれ】《日々15》

2025.8.20

日々想うこと

🟩流れるプールを侮る(あなどる)なかれ。

娘の夢子が小学校4年生の時、

流れるプールで泳いでいたら、

身体が吸水口の網の方に吸い付けられ、

失神し、水面に浮きました。

近くにいた方が浮いた夢子に気が付き、

監視員の方に伝えてくれて、

抱き上げられて救護室に行き、

意識を取り戻した…ということがあったそうです。

今、夏真っ盛りでプールに行く方も多いでしょうから、

ウチのようなことが起きないよう、気を付けて欲しいなと思います。

🟩<流れるプールで気を付けるポイント

【1】子供には必ず親が付き添う。子供だけで流れるプールに入れない。

【2】浮き輪を使っていれば、安全性が増す。

【3】子供は流れるプールで潜水系の泳ぎをしないこと→何故なら、潜水する位置に吸水口があるので。

【4】なるべくプールの内側を泳ぐ→何故なら、外側(プールサイド側)には吸水口があるので。

🟩流れるプールは、泳げなくても楽しめるからラクチンで、

プールの水も深くないし、大人も子供も楽しめる大人気のプール。

しかし、流れを起こす為には水を吸水する必要があります。

かなりの力で吸水・排水して水を回転させています。

そこに引き寄せられると、物凄い勢いで身体をもっていかれることがあります。

私も実際、子供達に付き添って【流れるプール】に入った時に、

「すごい勢いで水を動かして流れるプールにしているんだなー」と思いましたもん。

🟩うちの子達は、背の順でいつも最後尾の方で、

4年生にしては身長が高かったので、

そんなに軽くはなかったと思います。

それでも吸水口に引き寄せられたのは、

・吸水する力が尋常じゃないこと。

・おそらく夢子がプールの外側の吸水口側の近くを泳いでいたこと。

・浮き輪を持たず、身一つで泳いでいたこと。

・大人の付き添いがいなかったこと。

・夢子が息子の理央と別行動だったこと等です。

悪いことが重なりました。

🟩実はこの日、私はプールには行っていません。

実家の家族に「2泊3日で夏の旅行に行くから、子供達を一緒に連れて行きたい」と言われ、

子供達をお願いしていたからです。

🟩その後、時は流れ、ある日、

テレビで「流れるプールの吸水口に引き込まれる危険性」を特集していたら、

高校生になっていた夢子が「私もコレ、同じ事あったよね?血が出てさ」…アッケラカンとして言いました。

家族「え?ナニそれ。いつ?」

夢子「小学校4年生の時」

家族「え?知らないけど?どうして今まで言わなかったの?」

夢子「当然知ってるかと思った」

・・・という会話から始まり、冒頭のような経過を辿ったのだ…と夢子から聞きました。

夢子は「自分の記憶」と「実家の家族の行動と言った言葉」と「実家の家族との会話」などを事細かに覚えていて、

全部教えてくれました。

夢子は真面目な性格なので嘘はつかない子です。

🟩この旅行に行く前、私は実家に「何かあった時の為に」と保険証と常備薬を渡していました。

しかし、病院には行かなかったそうです。

ただ、とても心配していたようで、

何度も「夢ちゃん、大丈夫?」と聞かれたそうです。

実家の家族は、あまりの事の重大さに問題に真正面から向き合うことができず、

墓場まで持っていく決断をしたのだと思います。

また、孫を一番の生きがいにしていた両親は、

この事実を私に伝えたら、もう孫を預けてもらえないと思ったかもしれませんし。

うちの家族なら想像に難くはありません。

🟩しかし、やはり、ウチの家族の場合は、例え実家であっても、

安易に子供達を預けることにはリスクが伴うことだったのだなー、と

今更ながら、しみじみ思いました。

私の子育ての反省です。

これは、あくまでもウチの場合です。

他のご家庭はこうではないと思いますので、念の為。

🟩それにしても、こんな事があったのに、

夢子がここまで元気に育ってくれたことに感謝!感謝!

🟩今年は暑過ぎる夏で、水難事故も多く報告されています。

水は怖いです。

水だけでなく、危険はどこにでも転がっています。

海や山やプールに行った子供達が、怪我なく、事故なく、楽しい一日を過ごせますように。

         Thanks★

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Nanato

こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。

子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。

しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。

“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。

“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。

ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。

南々斗