🌺ネコのタンタンは元々はどこかの家の飼いネコだったけれど、元の飼い主さんが引越す時にタンタンを置いて行っちゃって、ノラ子ちゃんになってしまったネコでした。
近所の人の話によると、タンタンは新しい飼い主を求めてどこかの家に入りたくて色んな家にお願いして歩いたけれど、なかなか受け入れてくれる家はなかったそうです。
お腹が大きかったのも、更に敬遠されてしまった理由のようです。
🌺流れ流れて我が家にたどり着き、ウチにすっかり居ついて、5匹の子供を産み、6匹のネコ家族となりました。
タンタン!ここまでよく頑張ったね!
タンタンは一度ノラ子ちゃんになって「お外の自由と楽しさ」を知っていたので、家の中だけで飼うのは難しく、5匹の子供達も含めて家の中とお外の出入り自由な生活です。
タンタンがウチに来た時の詳しい話は、
《ペット2》【1匹拾ったら6匹になっちゃった~】に掲載中です。

🌺6匹のネコ家族との毎日は楽しいものでした。
…が、私はある日、ふと思いました。
「女子が3匹もいる。この子達がそれぞれ子供を産んだらどうしよう…」と。
6匹はこのまま飼うにしても、これ以上子供が増えると困るので、まずは女性陣3匹の避妊手術をした方がいいんじゃないか?この際、男性陣は後回し。
家族のみんなに何となく打診したのですが、みんな興味がなくて、
「あら、そう?」とか、「ああ、まあね」みたいな反応です。
🌺そこで「実家暮らしの大学生」の私は決断しました。
私が3匹の避妊手術代をなんとか捻出する!と。
とにかく、まずは1匹、避妊手術をする。お金ができ次第、2匹目、3匹目と、なるべく早く手術する!
私のお年玉やバイト代、お小遣いなどをかき集めました。
ありとあらゆる動物病院に電話をして、「避妊手術はいくらでやってもらえますか?」と聞きました。
一番安い動物病院に決めました。
その時!おばあちゃんから助け船が!
おばあちゃん「ナナト(私)が全部、お金を出すの?大変じゃない。じゃあ、おばあちゃんが少し助けてあげるから」と2万円くれました!!
おばあちゃん!ありがとう!
おばあちゃんはウチの家族の中で一番優しい人なんです。
🌺…というわけで、1匹分の手術代ができたところで、まずはママ猫のタンタンを病院に連れて行くことにしました。
その頃のウチにはあいにくペットキャリーなんてステキな物はなかったので、タンタンを洗濯袋に入れて顔だけ出した状態で連れて行きましたが、
タンタンは洗濯袋に入れられるとという初めての体験に不安を覚えて「ニャー!ニャー!」と鳴きっ放し。
ごめん、ごめん。他に方法がないのよ~。
タンタンは病院でも「ニャー、ニャー!」とずっと鳴いていて、身の危険を感じているようでした。
🌺「よろしくお願いします」とタンタンを置いて来たものの、なんだか心配で、
どうしてるかなー、初めての病院で落ち込んでるんじゃないかなー。痛いだろーなー。捨てられたと思ってないかなー。
…と、心配していたので、お迎えに行く時はウキウキ気分でした🎵
「早くお迎えに行って、安心させてあげたい!喜ばせてあげたい!タンタンを捨てたんじゃないよ。まだまだ一緒に暮らすんだよ」って。
🌺病院に行って、受付で診察券を出し、私「タンタンを迎えに来ました!」と意気揚々と言いました。
お会計が終わった後に、看護婦さんがタンタンをダッコして連れて来てくれました。
タンタ~ン!ナナトだよ~。
看護婦さん「タンちゃん、人懐っこくて可愛いですよね?私、すごく仲良くなったんです!」
私「へー、そうでしたか。良かったです」
看護婦さん「私がタンちゃんの前を通ると、いつもニャーって声を掛けてくれるんです。可愛くて~」
私「えー!ありがとうございます」
看護婦さん「タンちゃんとお別れするの、寂しいです。タンちゃん、元気でね」
私の心の中…(タンちゃんって呼ばれてる。よほど仲良くなったな、おぬし…)
🌺私がタンタンを受け取って洗濯袋に入れようとしたら、タンタンはスルッとすり抜けて洗濯袋を飛び出して行き、トットコト~と病院の中の方に行き、窓の枠に乗ってニャー!とか鳴いて、
タンタン「ヤダニャー!私、帰らない!ここの方が良い!絶対ナナトとおウチに帰らないニャ!」と断固たる姿勢です。
まさかの帰宅拒否(笑)
看護婦さん「タンちゃん…」
タンタン「私は看護婦のお姉ちゃんが大好き!私もお姉ちゃんとお別れしたくない!私、おウチに帰りたくないニャ。ずっとここにいたいの!ニャー!」
看護婦さん「でも、タンちゃん、おウチに帰らないとね…」
イヤイヤながら看護婦さんにダッコされて、私の手に渡してもらい洗濯袋に入れました。
わたし的には、こんにゃろー!です。
看護婦さん「タンちゃん、元気でね。またね、またね」と名残惜しそう。
あんなに心配してたのにー。【私の心配した心】を返せー(笑)
タンタンは超絶不満そうな態度で、渋々、私とウチに帰って来ました。
🌺まあ、わたし的には「こんにゃろー」なんですけど、これは「我が道を行くタンタンらしいエピソード」で、私はこの思い出話が面白くて大好きです。
私「まったくさー、あの時はタンタンたら、病院で私とウチに帰りたくないとか言っちゃって、飼い主としての面目丸つぶれだったよ~」と何度笑い話にしたか分かりません。
わたし的には「動物のする事」は何でも面白く感じて許せてしまい、笑い話にできちゃいます。
動物に嫌われても全然平気です🎵
私は大好きなんで🎵
「嫌われても大好き!」…これは動物に対してだけです。人間にはこのような感情はありません(笑)
🌺タンタン的には、
「ナナトに急に病院に連れて来られて、痛い思いをさせられてヒドイ目に合わせられたニャ。ナナトに捨てられた!ナナトなんて、もう信じられない!このお姉ちゃんは優しいし、ご飯もくれる。ナナトよりこのお姉ちゃんの方が信じられる。決めた!!私はこれからはこのお姉ちゃんと生きていくのニャ!」とか思ったのかもしれません。
私が迎えに行った時、タンタンは「私を捨てたくせに、お前、今更、何しに来たニャ?」と怒っていたかもしれませんし(笑)
🌺タンタンは、極めて頭脳明晰、性格は基本、前向きで明るくて、誰とでも仲良くなれる面を持っている子です。
タンタンがある日突然、飼い主に捨てられて、今日寝る場所もなく、今日食べるご飯にも困っていた時期を思うと、新しい飼い主を探す上で「誰とでも仲良くなれる事」は、必要な武器だったのです。
そうしなければ、生きて来れなかったのだと思います。
でも、もう一方の面で、他の子達に比べると、意外にも自己主張が強く、頑固な面を持っている子でした。
だから、一度捨てられた経験を持つタンタンが病院に連れて行かれたことで「今度はナナトに捨てられた!」と思い込み、
「ナナトなんて信用ならない」と私を見放し、新しい飼い主候補に優しい看護婦さんを選んだのかもしれません。
もしも、私がお迎えに行った時、タンタンが「ふん!ナナト、今更何しに来たんだニャ?私はもう新しい飼い主のお姉ちゃんを見つけたんだニャ!」なーんて思っていたとしたら、これまた生意気で可愛いです🎵
🌺こうして、私にムリヤリ家に連れて来られたタンタンは、その夜もいつも通り、私の布団で一緒に寝ました。
めでたし、めでたし。
🌺さて…、「値段が一番安い」という理由だけで選んだその病院は、その後、何度もお世話になっている間に、とても良心的で飛びぬけて良い病院だったことが分かりました。
私が引越をしてその地を離れるまで、ずっとその病院にお世話になりました。
いつ行っても待合室と広い駐車場は満杯で、何十人も待っています。
だから、待ち時間が2時間はザラ。
それでも「2時間待っても、絶対にここしか来ない」とか
「午前中に整理券を取って、一度家に帰って2時間後に来るの」などの話が待合室で漏れ聞こえてきていて、すごく流行ってる病院です。
立派な病院を建て、広大な駐車場を持つようになっても、相変わらず親切で、検査や治療は必要最低限、会計はお財布に優しくて、経営方針は昔と変わらずでした。
先生と明るくて綺麗な奥さんに幸あれ!と思います。
スゴイ病院を引き当ててしまいました。
感謝!感謝!
🌺さてさて、避妊手術・去勢手術に関して、わたし的には基本、しない派ですが、家の中と外の出入り自由のネコとなると、せざるを得なかった感じです。
🌺「私、タンタンって言うの。仲良くしてニャ!」って、タンタンが色んな所でみんなに愛想を振り撒いていたエピソードがまだあるので、いつかまた書きたいと思います。
Thanks☆