主な登場人物
息子の理央(りお)・娘の夢子(ゆめこ)
🟦息子の理央は迷子になったことがありません。
なのに、娘の夢子ときたら何度も迷子になり、真っ青になったこと、数知れず。
アッという間にいなくなってしまうんです💦
🟦ある日、子供達を連れて大型ショッピングセンターの食品売り場に行きました。
食品売り場に行くと、私はメニューを考え、材料を考えて、「じゃ、どれを買おうかな?」とか「ウチの冷蔵庫にはアレがあったしなー。うーん、どうしよー」とメッチャ頭を使います。
…と頭を働かせている間に、あら?夢子がいません💦
あれ?あれ?どこ行った?
私「理央、夢子は?」
理央「分かんない」
私「理央も夢ちゃんを探して!2人で探そう!」
理央「うん、分かった!」
今日着てきた服の色で夢子を探します。いません💦うわー。
🟦そのうち全館アナウンスで、
「3~4才位の迷子のお子様をお預かりしています。白いTシャツに水色のスカート、ピンクのカーディガンを着ています
…今でも服のコーディネートを覚えています(笑)
私「キャー!うちだー!」
こんな大きなショッピングセンターで迷子になって、きっと、ママと離れてしまってオイオイ泣いてるだろうから、早く行かないと!
理央と走ってインフォメーションに行き、【迷子預かり場所】を聞いて夢子を迎えに行きました。
🟦預かり場所のドアを開けたら、夢子のニコニコしている横顔が見えました!
泣いてなかった。笑ってた。良かった。ホッとしました。
椅子に座らせてもらって、お店のお姉さんに手遊びをして遊んでもらっていたのです。
…と、その時、夢子が私に気付きました。
夢子が「あ…、ママ…」と私の顔を見た途端、
すごーく、イヤ~な顔をしました
えー!なにそれー!
夢子の心の中「わたし今、お姉ちゃんと楽しく遊んでたのに、ママが来ちゃったー。せっかく楽しかったのに。もっと遊びたかったのに、ガッカリ!」
えー!私、嫌われたー。
🟦私はお姉さんに「すみませんでした。ありがとうございました」とお礼を言って、
夢子に「さあ、帰ろう」と手を出しました。
夢子はシブシブ椅子からおりて、
シブシブ、そしてノロノロと私の方へ歩いて来ながら、
何度もうしろを振り返り、
夢子「お姉ちゃん、またね、またね、またねー」と笑顔。
お姉さんも「うん、夢子ちゃん、またね」
夢子「お姉ちゃん、またねー、またねー」
私の心の中「バイバイじゃなくて、またねー!かよ。ハイハイ、お姉ちゃんとの別れがそんなに名残惜しいのね。わかった、わかった。ママが迎えに来たのは迷惑だったわけだ。お前はもっとユックリ迎えに来てもらった方が良かったんだな?!ハイハイ。急いで迎えに来て悪かったな!」
普通、迷子になった子供って「ママー、ママー」って泣いてるけど、ママが迎えに来ると、手を出してダッコをせがんで、しがみついて、ヒックヒック言いながら泣き止むもんじゃない?
🟦私と手を繋いで食品売り場に戻りながら、
私「夢ちゃん、ママから離れちゃダメなんだよ!1人でどっか行っちゃダメ。分かった?」
夢子「うん、わかった。でもママ、お姉ちゃんが遊んでくれて楽しかったんだよ~」とキャピキャピしています。
私「それは良かったけどさー、知らない人に連れて行かれたら、もう二度とママと会えないかもしれないんだよー。夢ちゃん、本当に分かってる?」
夢子「分かってるよ…」
多分、分かってません。お姉ちゃんとの楽しい遊びの方が記憶に強く残ってるんです。
この時、私は心の中でこう思いました。
「それにしても母親に対して、いくら何でも
あのイヤ~な顔はないよね」と。
🟦でも、このエピソードは正に「夢子が夢子たる所以」をかもし出しています。
面白いことが大好きで、楽しい事に流れて行き、気になる物にサーと行ってしまう、後先考えずに興味のある方に突進していくのです。
自由人・夢子が迷子慣れすると、こうなります。
🟦子供達が小さかった頃、身体があまり強くなかった私は「この子達が一人前になるまでは絶対に生きて私が育てたい」と思っていました。
ただ、この迷子の一件があった後、私は思いましたね。
「もしも万一、私が子供達が大きくなる前にお空に旅立つことになっても、夢子は心配しなくていいな。新しいママに懐いて【夢ちゃんがコレやってあげる!】なーんてお手伝いなんかしてあげて、きっと可愛がられるんだろーなー。安心だな」って、そんな事を考えました。
(こんな事を考えていましたが、お陰様でわたくしナナトはありがたいことに今も生きており、子供達の行く末を見続けさせてもらっています。感謝、感謝。)
🟦さて…、
「一回も迷子になったことがない理央」と
「何度も迷子になった夢子」
きっとその子その子の性格の違いなのでしょう。
🟦以上、「夢子の楽しい迷子」でしたー。
「興味津々探検隊の隊長・夢子」のトンデモおもしろエピソードをまた書きたいと思います。
Thanks☆