【なんて事ない普通の一日が幸せであること】《日々3》

2025.1.23

日々想うこと

この2024年12月から1月初旬まで、ほぼ看病に追われていました。

でも、心は前向き。

全然嫌ではなかったし、むしろ「看病させてくれてありがとう!」くらいの気持ち。

この話はいつか書くとして、

「学生時代に同じような事があったなー」と思い出しました。

元々、その年は母が長いこと入院していました。

その年の12月初旬に祖父が倒れて入院し、

その12月から翌年の1月にかけて、家族の2人が同時に別々の病院に入院…というレアな事態になってしまったのです。

祖父には昼夜、付き添いが必要で、

更に、母の病院にも届け物やらで、一日一回行くことになっていて、

私とおばさん二人と交替で祖父に付き添い、病院に泊まっていました。

母の病院へも届け物をしつつ。

病院に泊まって、そのまま学校に行くこともあったし、

学校からまっすぐ病院に行ったりもし、

宿題も病室の小さなテーブルで・・・みたいな。

その後、冬休みに入り、いよいよ当然の如く、毎日看病しかしていませんでした。

毎日が怒涛の日々で、

その頃の私は「今日は何月何日か?」なんて意識して生きてなかったある日の事、

病院食にケーキが付いてきました。

え?ケーキ?どうして?・・・と思ったら、その日は12月25日でした。

クリスマス!なるほどー!だからケーキかぁ~・・・と納得(笑)

そして、ある日の病院食のおすましに小さなお餅が入っていました。

え?お餅なんて珍しいな~・・・と思ったら、その日は1月1日元旦でした。

元旦だからお餅!なるほどー!・・・と納得(笑)

いつの間にか年が明けていたのです。

あらら。

そして、そのケーキとお餅を見た時、思ったんですよね。

何気ない普通の一日を過ごせることが、なんて幸せなことなのだろう・・・って。

しみじみ…。

また、祖父の病室に泊まると、祖父が一晩中、私の名前を呼び続けるので、

病室の床に敷いた布団に寝ていられず、

祖父のベッドにもたれて、ボーー・・・っとしていた時、

自分の布団で寝られるって、なんて幸せなことなんだろう・・・とも思いました。

しみじみ…。

朝起きて、朝ご飯を食べて、学校行って、

お昼ご飯を食べて、友達とおしゃべりして、やる事やって、

お夕飯を食べて、お風呂に入って、自分の布団に入って寝る・・・という、

なんて事ない「いつもの一日」を過ごせる事が、何よりの幸せなのだ!と。

今まで、その「何気ない一日」を幸せな一日だと思わずに、

「当たり前」だと思っていた自分がいました。

何気ない一日を過ごせる事が「当たり前」になってしまうと、

何気ない一日に感謝できなくなってしまう。

クリスマスだからって、美味しい料理やケーキを食べなくてもいいし、

お正月だからって、必ずおせち料理やお餅を食べないと生きていけないわけじゃない。

食べなくても生きていけるよ。

それよりも今日一日、

健康で、ご飯も食べられて、

家族も元気で、ペットも元気で、

なんて事ない一日を過ごすことができて、

自分の布団で眠ることができたなら、

「それはとっても幸せな一日なんだ!って事を忘れないようにしよう!」と、その時思ったけど、

ついつい忘れてしまう自分。

さあさあ、

今年こそは!

毎日、寝る前に、

「今日も何てことない普通の一日が過ごせて、幸せな一日だった!」

「今日も自分の布団で寝られて、今日も幸せ!」と思うようにして、

何気ない一日を過ごせることが幸せなんだ!ということを忘れないように生きていこう!と思った2025年の1月でした。

              Thanks★

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Nanato

こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。

子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。

しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。

“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。

“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。

ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。

南々斗