【猫】空からご馳走が降ってきた~《ペット21》

2025.10.29

ペット

🌺6匹のネコ家族の中で【デミタス】という男の子は、頭の切れ味がさわやかで、おとなしくて、とても良い子です。

ネコ家族にあって、お兄ちゃん的存在のデミタス。

男の子なのにヤンチャな所がなくて「コラ!」なーんて叱ったことが一度もありませんでした。

🌺ある日の夕飯のおかずはエビフライでした。

我が家は大家族なので、母がかなりの数のエビを次々と油で揚げていた時のこと。

母は手がすべって一匹の揚げたエビフライを派手にポーンと飛ばしてしまい、まるでマンガのように宙を舞い、床にトン!っと落ちました。

母「アッ!」

🌺たまたま落ちたエビフライの一番近くにいたのがデミタス。

空からご馳走が降って来ました!

デミタスは一目散にササーーっとエビフライの所に走って行って食べようとしたら、揚げたてだから熱くて食べられません。

デミタス「うわ~、熱くて、とてもじゃないけど食べられないニャ~💦」

一歩、後ろに下がってエビフライを見ています。

そのうちに他のネコ達が「なになに~?なんかご馳走あるの~?」とクンクンしながら寄って来ました。

🌺そこでデミタス!

エビフライからは一瞬も目を離さず、近寄って来たネコ達に「ウー、ウー、ウー」と唸っています(驚)

デミタス「こっち来るなー。これはオレのだぞー。取ったら怒るぞー。ウーー」

おとなしい優等生のデミタスが唸っています。

おとなしいデミタスが珍しく唸っているので、他のネコ達もビックリ。それ以上近寄らないで、遠巻きに見ています。

遠巻きに見ているネコ達は「それ、デミちゃんのなの?美味しそうな匂いだニャ~。でも、デミお兄ちゃんが珍しく唸ってるから怖くて近寄れないニャ~」と。

🌺私と母はおとなしいデミタスが唸るのを見て、思わず笑ってしまいました。

私「そんなに欲しいの~?(笑)」

母「唸ってるの、初めて見たわ(笑)」

私「デミちゃんも唸ったりできるんだね~。知らなかった~」

母「いいよ、それ、デミタスにあげる。落としちゃったし」

私「あら、デミちゃん、良かったね~。くれるってよ。やったじゃん」

…なーんて話してる間も、デミタスは「ネコ達に取られるのではないか?」と警戒して「ウー、ウー、ウー」と唸り続けています。

🌺結果、デミタスは唸り続けて、エビフライが冷えるのを待ち、冷えたところでエビ1本をパクパクと食べたのでした~。

いやいや、「デミちゃんのエビフライ事件」、忘れられない思い出です🎵

今思い出すと、遠巻きに見ていた子達にも、別のエビフライをチョットずつ分けてあげれば良かったかなーと思いましたが、時すでに遅し。

でも、良かったね、デミちゃん。

空からご馳走が降ってきたね🎵

【デミタスの乱】のお話でした。

        Thanks☆

HOME

HOME

Profile

アイコン

Nanato

こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。

子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。

しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。

“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。

“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。

ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。

南々斗