🟩流れるプールを侮る(あなどる)なかれ。
🟩娘の夢子が小学校4年生の時、流れるプールで泳いでいたら、身体が吸水口の網の方に吸い付けられ、失神し、水面に浮きました。
近くにいた方が浮いた夢子に気が付き、監視員の方に伝えてくれて、抱き上げられて救護室に行き、その間に意識を取り戻した…ということがあったそうです。
この件を通して、流れるプールで泳ぐ時の注意点を書いてみます。
🟩<流れるプールで気を付けるポイント>
【1】子供には必ず親が付き添う。子供だけで流れるプールに入れない。
【2】浮き輪を使っていれば、安全性が増す。
【3】子供は流れるプールで潜水系の泳ぎをしないこと→何故なら、潜水する位置に吸水口があるので。
【4】なるべくプールサイドから離れている内側を泳ぐ→何故なら、プールサイド側に吸水口があるので。
🟩流れるプールは、泳げなくても水流に押されて歩いているだけだからラクチン。プールの水も深くないし、大人も子供も楽しめる人気のプールです。
しかし、流れを起こす為に、プールの水をかなりの力で吸水し、その水を勢いよくプールに戻して水を回転させています。
だから、吸水口に引き寄せられると、物凄い勢いで身体をもっていかれることがあります。
私も実際、子供達に付き添って【流れるプール】に入った時に「すごい勢いで水を動かして流れるプールにしているんだなー」と思いましたもん。
🟩うちの子は背の順で最後尾の方だったので、4年生にしては背が高く、それなりに体重も軽くはなかったと思います。
それでも吸水口に引き寄せられ、この事故に繋がったのは、
◆吸水する力が尋常じゃないこと。
◆おそらく夢子がプールサイド側(吸水口側)の近くを泳いでいたこと。
◆浮き輪を持たず、身一つで泳いでいたこと。
◆大人の付き添いがいなかったこと。
◆夢子が息子の理央と別行動だったこと等です。
・・・悪いことが重なりました。
🟩実はこの日、私はプールには行っていません。
実家の家族に「2泊3日で夏の旅行に行くから、子供達を一緒に連れて行きたい」と言われ、子供達をお願いしていたからです。
🟩その後、時が流れたある日、
テレビで「流れるプールの吸水口に引き込まれる危険性」のニュースをやっていて、家族みんなでたまたま見ていたら、高校生になっていた夢子が
「私もコレ、同じ事あったよね?血が出てさ…」とアッケラカンとして言いました。
家族「え?ナニそれ。いつ?」
夢子「小学校4年生の時」
家族「え?知らないけど?」…という会話から始まり、冒頭に書いたような経過を辿ったのだ…と夢子から聞きました。
夢子はこの事故の事を鮮明に覚えていて、
🔶「自分の記憶」と
🔶「実家の家族がなんと言ったか」
🔶「実家の家族がどのような行動をとったのか」
🔶「実家の家族との会話」
🔶「場内アナウンスに気付いて、救護室に迎えに来たのは、おばあちゃんとおばちゃんの2人」
🔶「理央君はおじちゃんと2人で遠くの別のプールで遊んでいた」
🔶「私は一人で泳いでいた」等々。
🟩この旅行に行く前、私は実家の家族に「何かあった時の為に」と保険証と常備薬を渡していました。しかし、病院には行かなかったそうです。
ただ、事件後はとても心配していたようで、「夢ちゃん、どお?大丈夫?」と何度も聞かれたそうです。
実家の家族は、あまりの事の重大さに、問題に真正面から向き合うことができず、墓場まで持っていく決断をしたのでしょう。
また、孫を一番の生きがいにしていた両親は、「この事実を正直にナナトに伝えたら、もう孫を預けてもらえないかも?」と、怖くなったかもしれません。
うちの家族なら想像に難くはありません。
🟩夢子の事故は、勿論、ニュースになったりしていません。
ウチのように表に出て来ない事故は、実は沢山社会の陰に隠れているのだと思います。
🟩それにしても、こんな事があったのに、
夢子がここまで元気に育ってくれたことに感謝!感謝!
🟩今年は暑い夏で、水難事故も多く報告されています。
水は怖いです。危険はどこにでも転がっています。
流れるプールを侮るなかれ。
遊びに行かれた皆様が、怪我なく、事故なく、楽しい一日を過ごせますよう、切に願います。
Thanks☆
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗