ウサギのシー君がうちに来る前、私は小鳥と猫しか飼ったことがありませんでした。
さあて、ウサギさんとは、どんなことになるのかな?
ケージや餌などの準備を整えて、
いよいよ、赤ちゃんウサギをお迎えして来ました!
小っちゃくて、毛並みがホワホワで、お目目クリクリの可愛い子が来ました。
ピーターラビットの世界です。
シー君は男の子だけど、女の子みたいに見えました。
ウサギさんは、みんな可愛い女の子に見えてしまいます。
なーんか、可愛いんだよなー。
その時、まだ幼かった子供達は大喜び。
「うわ〜!可愛い!可愛い!」
そのうち、日光浴も兼ねて、
子供達と一緒に、シー君を庭に出してあげて遊ばせるようになりました。
「シー君、おいで~!こっち!こっち!」
ピョンピョン跳ねてます。
最初の頃のシー君は、庭をウロウロしたり、土を掘ったりして楽しんでいたのですが、
そのうち、子供達が庭の裏側を通って道路に出て行くのを見ていたからか?
それとも子供達の後を追って行ったのか?
「あ!そっちにも行けるんだ~!」と学習してしまい、
「僕も~!」と裏を回って道路に出て行こうとします。
「おっとっと~!そっちはダメよー。道路は危ないからねー」と連れ戻しました。
ところが、一度覚えてしまったので、さすが男の子!
冒険心が勝ってしまって、ちゃんと見ていないと、
「アッ!」と言う間に、庭の裏側に行ってしまいます。
何度も連れ戻す・・・というハメになってしまい、
庭に出る目的が「庭で遊ぶ」ではなくなり、
「庭から出て新しい世界にいくぞ!」に変わってしまいました(笑)
ついに、シー君は「脱走ウサギさん」に認定されました。
その後、シー君も段々と知恵を絞り、脱出方法を変えてきました。
堂々と脱走すると、見つかって連れ戻されるので、
私が監視している時は穴を掘ったりして遊んでいる風なのに、
私がシー君に背中を向けている時などに、
私の目を盗み、
コソコソと、
ぬき足さし足で、
ソーーーっと、
脱走しようとするようになりました。
あらら~! お~い!
この時思ったのは、「ウサギって、これ、かなり頭が良いぞ!」ということ。
赤ちゃんウサギと言えど、あなどれません。
こりゃ、ダメだ。庭に何かの柵でもしないと!・・・という事になり、
大き目サークルを買って来ました。
「シー君はこの中で遊んでね」ってこと。
ところが、サークルに入れて、すっかり安心していたら、
いつの間にやらケージを出て、またコソコソと脱走しようとしている後ろ姿を発見!
え? どうやってサークルから出たの?
分身の術を使った?
もう一度サークルに戻して、娘の夢子がシー君を監視してくれていたら、
サークルの棒と棒の間をシューーーっと抜けているのだとか(笑)
夢子は「シー君、すごいねー!」とか言って褒めてるけど、
いやいや、私は褒めてる場合じゃありません。
おっと~!と、あわてて連れ戻します。
私から見ると、とても通れないような幅に見えるんだけど、
まだシー君はまだ赤ちゃんで身体が小さいので、頑張れば通れたみたい。
・・・ということで、脱走シー君は、
しらばく身体が大きくなるまで、家の中で遊ばせることとなりましたとさ。
勿論、そののち、赤ちゃんシー君は大人になり、
サークルから脱走できない大きさになり、
「脱走ウサギさん」の称号は、無事返却されることとなりました。
めでたし、めでたし。
でも、あのコソコソと、ぬき足さし足で、
ソーーーっと脱走する後ろ姿、可愛かったなー。
Thanks★
❖次回は、初めて飼った「手のり文鳥」の話を書きます。
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗