【ママが仕事をするということ】《日々9》

2025.5.2

日々想うこと

🟩実は私、無鉄砲な所があります。

よく考えもしないで崖から飛び降りてみよっかなー!みたいな?

よく言えば前向き・怖いもの知らず。

悪く言えば無鉄砲・無計画(笑)

🟩私は最初、専業主婦でした。

その後、子供が小学校中学年になった辺りで、

後先(あとさき)考えずに、仕事を始めました。

「月~金。週5日。子供をお帰り~!と迎えてあげられないけど、

殆ど学校に行ってる間に働くのだから大丈夫!」と思った私。

こう思った時点で「自分の器(うつわ)の小ささを認識できていなかったなー」と今は思います。

🟩いざ働き始めてみると、毎日やっていた家事をかなり省かなくてはならなくなり、

「仕事をするって、こういう事か」と思いました。ま、仕方がない。

🟩仕事に行く平日は、

子供達に朝ご飯を出し、

学校へ送り出し、

お米を研いで夕飯のおかずの準備を少しだけして、

自分もアタフタと準備して家を出る。

仕事から帰って来たら、

朝出て行ったままのキッチンで洗い物から始めて、

夕飯を作って家族に出す。

私は殆ど立ち食い(笑)

夕食の洗い物は夫がしてくれるので、

その間に洗濯物を取り込んで畳み、

家族ごとに分配してタンスに入れる、

子供達が明日着る服を並べて名札を付ける、

学校からのプリントに目を通し、

特別な学校行事をカレンダーに書き込み、

お風呂を沸かしている間に犬の散歩。

…夜の街を歩きながら「ふー」と深い息をする。

子供達は宿題をした後、

くつろいでお風呂からの就寝。

私は洗濯機を回している間にお風呂に入り、

あがったら洗濯物を干す、

キッチンとリビングを片付けて、

寝る時間はとっくにテッペンを回っているという一日。

たかが最低限の事をするだけなのに、時間がどんどん過ぎていきます。

ワンコを飼っているのに、掃除機さえかけていません。

平日は、どんなに頑張っても、私のくつろぐ時間はなし。

子供達との会話も減りました💧

ワンコにベタベタする時間も💧

「1日48時間欲しいなー」って思っていました。

🟩毎日仕事から帰って玄関のドアの前に立った時、

カギを開ける前に一瞬息をのんでしまいます。

家で留守番している子供達に「待たせて悪いなー」って思いが沸き上がってくるからです。

「でも、母親はいつも元気じゃないとね!」と思い直して、

カギを開け、

ありったけの元気な声を出して、

「ただいま~!!遅くなってごめんね~!」と言います。

せめてものカラ元気でした(汗)

仕事を始める前には、こんな思いになるとは思いもしませんでした。

自分という人間の理解が足りなかったのです。

🟩そして、追い打ちをかけるように、

こんな大変な時期に限って、娘の習い事が忙しいシーズンに入ったり、

突然息子が少年野球チームに入りたい!などとぬかしやがって(笑)

土日も早朝から家族分のお弁当を作って試合を見に行き、

暗くなるまでの稼働日になってしまい、

私は年中無休になってしまうという…💦

🟩そして、子育て中に仕事をしていると、色々な不都合が生じます。

子供が風邪をひいた、

ケガをした、

学校行事、

保護者会など、

否応なく平日も土日にも侵食してきて(笑)、

特に運動会や学芸会などの振替休日が月曜なので、

子供だけ家に置いて出る日は、

罪悪感がズワーーー!っと押し寄せてきました。

🟩ただ、運動会などの振替休日に合わせて私が休みを取り、

子供とお出かけして食べたり飲んだり、何か小さな物を買ってあげたりして、

多少の親孝行ならぬ【子供孝行】をしていたものの…。

反対側の気持ちには「仕事も頑張りたいと思っているのになー」と思っている自分もいて…。

家庭と仕事のジレンマ。

🟩結局、私は子育ても中途半端、

家事も中途半端、

仕事も中途半端。

ぜーんぶ中途半端

どんなに頑張っても、一日は24時間しかなくて、ママは私一人しかいません。

器の小さな私が時間の経過と共に疲れ、ある日突然、バターンと倒れて寝込んでしまい専業主婦に戻りました。

情けない限りです。

🟩全部を自分1人で頑張ろうとでず、

「これはできるけど、これは無理!」と取捨選択したら、

もう後悔せず、ザックリ、バッサリの思いっ切りの良さがないと、

ママと仕事の両立は難しいのだと思いました。

🟩正直、私は仕事が好きでした。

でも、子供も好きで、子育ても好きだったからこそ、

ザックリ、バッサリと、どちらも取捨選択することができませんでした。

🟩しかし、仕事をしたことによって、それ相当の学びは沢山ありました。

ザックリ、バッサリができていなかった自分にも気付けたし。

無駄ではなかったな、と。

「何事にも無駄はない」とよく聞きますが、それはそうだと思いましたね、この時。

🟩時は過ぎ、成長した子供達に、

「ママが働いていた時、お留守番が多くて悪かったなーって、今でも思うのよねー」と言ったら、2人とも、

🔸「そうかなー、そんなに嫌じゃなかったよー」

🔸「あの頃、ママは毎日、大きな声で【ただいま〜!】って言って帰って来たよね。だから、ママはいつも元気だなーって思っていたよー」

🔸「振替休日にママとお出かけして楽しかったから、振替休日を楽しみにしていたもん!」と言われ、

「そんな事覚えていたんだー」

「そんな風に思ってくれていたんだね」と、

ふーーっと力が抜けて、長年の心のモヤが晴れる思いでした💧

勿論、嫌だった事もあると思うけど、そう言ってくれて、ありがとう。

🟩そして、仕事を始めて気がついたこと。

仕事をするのも立派な事だし、専業主婦も立派なお仕事。どちらも誇りをもって良いんだな」ってこと。

🟢さて最後に、私が働いていた時の笑っちゃうお話🎵

ある朝、出勤する前に、子供達のおやつとして🍌バナナをテーブルに置いて行きました。

仕事から帰って子供達に「バナナ食べた?」と聞いたら、

息子が「食べてないよ」と。

娘は「食べた~!」と。

一人しか食べてないのに、バナナの姿が全部消えている。

🍌バナナ、6本あったよね? 結構な大きさだったけど?

なんと!娘がバナナ6本、全部一人で食べていました~‼️(笑)

私が仕事をしている時、こういう専業主婦の時にはなかった珍事が沢山うまれました。

これも何かの経験になっているのかな?(笑)

        Thanks★

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Nanato

こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。

子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。

しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。

“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。

“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。

ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。

南々斗