🌺ある日、ウチの庭で動けなくなっているハトさんを見つけました。ケガをしている模様。ウチのネコ達6匹の姿はありません。ハトさんだけ。
多分、ウチのネコ家族の誰かが狩りをしたのでしょう。まったく!コラ!
しかも、狩りの対象がハトさんって。大物狙いじゃん。
ネコ達の誰かがスズメさんなどを狙っている時は、いつも「コラー!ダメ!」と叱って止めさせるのですが、なかなか本能が捨てられない場面があるのです。
🌺庭で動けなくなったハトさんを家の中に連れて来ました。よく見たら、足首に足環(あしわ)が付いていました。レースバトです。
多分、レース中にウチの庭で一休みしていた所をウチのネコの誰かに狙われたのです。
レースバトという事は、このハトさんには所有者がいる。野鳥ではないということ。
さて、どうしようか?
🌺まずはケガを治さなくては! 色んな動物病院に電話をかけましたが「ハトはだめ」と断られます。
頑張って電話をし続けたら、「ハトは扱ったことがないけど、連れて来てみてください。できるかもしれない」と言ってくれる病院があり、だいぶ時間がおそくなりましたが、ハトさんを連れて行きました。ドキドキです。
傷の縫合してもらっている間、ハトさんは黙って大人しくしていました。おりこうさん!
🌺ハトさんを家に連れて帰って来て、鳥カゴに入れてあげました。エサとお水も。家族で話し合い、傷が治るまでウチに置いてあげて、傷が治ったら放してあげようということになりました。
でも、ウチにはネコが6匹もいます。鳥カゴをリビングなんかに置いたら、またウチのネコ達に狙われることになります。このハトさんをどこの部屋に置いて飼育するか?と家族で相談。
家族一同「やっぱりナナト(私)の部屋じゃない?」…と家族全員一致の意見。なーんか、私は幼い時からウチの「動物担当」みたいになっていたのです。
私「でも、私のベッドで毎日一緒に寝ている6匹のネコ達は?」
家族一同「部屋から出せばいいじゃない?」
うわ~・・・、ネコ達がかわいそう・・・と思ったのですが、家族はみんなハトと暮らしたくないようなので(笑)、そっか、動物担当の私が受け取るしかないか!と諦めて承諾。
その日から、ネコ達は私の部屋から追い出されました。ネコ達は「え~?どうしてナナトの部屋で寝られないの~?」っと不満そうでしたが、仕方ありません。
お前たちの誰かが狩りをしたせいだよ!
私は「傷が治って、ハトさんを旅立たせたら、またネコ達と一緒に寝ればいいんだから!」と自分をなだめました。
🌺ハトさんは、初めの頃は動かずジッとしていて、とても静かでしたが、段々傷が治ってきたら、鳥カゴの中でチャカチャカ歩いてる音が聞こえるようになりました。
お~、動けるようになったんだね。
それからしばらく経ったある日の早朝に、ハトさんの「ボー、ボー」という鳴き声で起きました。
「あ~、そう言えば、ハトってボーボーって鳴くんだったな~」と思いましたね、この時。
そして、その日から毎朝、この「ボー、ボー」という鳴き声で起こされるようになり「ちょっと~」って思いました。
でも、段々元気になってきた証拠です。もう少ししたら、空に放してあげようかなー。
🌺そこからまあまあ時間が経ち、すっかり元気になったように見えたので、空に放してあげる決心をしました。
いよいよお別れです。意を決して鳥カゴからハトさんを出し、私の部屋の窓を開けて、窓の内側にハトさんを置きました。
ハトさんにとって、久々の外の空気です。
ハトさん「わ~、なんか久々だなー、この感じ」とでも言いたげに、しばらく右を見たり、左を見たり、首をかしげたり、振り返って私を見たりして、しばらく外の空気を楽しんだ後、「じゃーねー」と羽を広げてヒューン!と飛び立ち、大空に飛び去っていきました。
私の心の中に、やっと使命を終えたような達成感が沸き上がってきたと同時に、
「元気でね~、無事に帰るんだよ~」とハトさんの無事を祈りましたね、この時は。
こんな経験はもう二度とないと思います。レアな出来事でした。
🌺さて、ウチのわんぱくネコ家族6匹は、その夜から私の布団で寝られる権利を取得し(笑)、また私の掛け布団の右側にドン!ドン!ドン!と3匹、左側にドン!ドン!ドン!と3匹、ガッシリ私の掛布団を上から押さえつけて、一つの布団に私も入れて計7匹で寝ることになりました(笑)
🌺因みに、我が家が6匹のネコを飼うことになった経緯は、《ペット2》の【1匹拾ったら6匹になった】に書いてあります。
Thanks★
❖次回は、ネコの話を書きます。
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗