🟩ある時、数年行っていた動物病院で、重い系の病気になった途端、手痛い経験をしました。
それまでは何も考えず、「あ、ここにあるじゃん」と近所の動物病院に行っていたのですが、手痛い経験ががキッカケとなり、
「ウチの子と相性の良い動物病院を探すという果てしない旅」に出ました(笑)
🟩ウチの犬は、その近所の動物病院に行くと、いつも診察台の上で震えていたのです。
「まあ、人間だって病院に行く時は気が重いから当たり前だよね」と考えていたのですが、
手痛い経験をした事により、今後行くべき動物病院を失い、新しい病院を探すに当たって、
「いや、こうなったらからには、ウチの子が震えない動物病院を探そう!!きっと、あるはず!」と心に決めました。
そして、もう一つ、
「相性の良い病院を見つけたら、どんなに遠くても行く!」という覚悟を決めました。
だって、相性の良い病院を10軒見つけるわけじゃなくて、1軒だけ見つければ良いわけなんで。「ウチの子の為に頑張ろう!」と。
(因みに、診察台で震えるよりも、もっと緊張し怖がっているのは、口からヨダレを流して腰が引けている時だそうです。2匹連れて試しに行った病院で、2匹共この現象の時が一回だけありました。確かに、その病院はアレもコレも色々「?」な感じでした。行った後は「失敗してしまった!」とかなり落ち込みましたが、飼い主のこんな失敗も成功への布石と考えて、また前に進みました)
🟩<結論> 先に結論から言うと「ウチの子と相性の良い、診察台に乗せても震えない動物病院」を無事見つけました!
🟩<私の見つけ方>
【1】まずは自分は設備が整った大病院を求めているのか?町医者的なフレンドリーな病院が良いのか?を選ぶ。私は後者。ここは好みが分かれます。
【2】次にネットで探す。 ❶HPは隅から隅まで読む。意外にHPに「相性が良いor良くない」のヒントがあったりします。❷病院名と住所、電話番号と医師は女性か?男性か?何名か?と病院の特徴をメモり、病院の全景の写真を撮る。❸ネットの口コミを見る。でも、口コミは参考にする程度。❹ドクターズファイルを読む。良い事を全面に押し出しているので、これも参考程度。
【3】近所の病院は、買い物のついでに病院の外観を何回も見に行く。患者さんがどれだけ来ているか?が分かりますが、患者さんが多いから良いわけでもない。ここは難しい所。
【4】外観を見に行った時間に開いていたら、病院に入って行って「狂犬病のワクチンや予防注射は予約必要ですか。やっている時間とお休みの日を教えてください」と聞く。パンフレットなどがあれば貰う。「時間と休みが書いてあるので」と診察券を渡してくれる病院もあります。実際に病院の中に入ってみると、多少その病院の雰囲気や空気感が分かります。
【5】近所でペットを飼っている人に「どこの動物病院に行ってるの?」と聞く。
【6】友人知人に聞く。他にも、保護者会に行った時など、どんな場所でもペットの話になったら、必ず情報収集する。
【7】犬のお散歩で会った人に「どこの病院に行ってますか?」と聞く。勇気は要るけど、ウチの子の為。話してみると、結構みんな「それが~」と困ってたり「ここはチョット。ここは良いよ」なんて話が聞けます。例えばダメな話を聞く事も大事で、リストから外せば良いわけで。
犬の散歩の時に聞く情報は生きた情報なので貴重ですが、ある人は「良いよ」と言い、違う人は「良くない」と言ったりします。人間ですからね。また、「あそこは、月曜の先生は苦手だけど、水曜の先生は良い」なんて事も聞けたりします。知らない人に聞くのは気が引けるけど、ここは頑張りどこ。袖振り合うも他生の縁なんで、気後れせずに聞いてみる!
【8】これは単なる私の考えですが、開業したばかりの若々しい先生は、一旦リストから除かせて頂きました。ごめんなさい。私達も新しい職場で働き始めたら、仕事を覚えるだけでもそれなりの時間を要するし、熟練するまでかなりの時間がかかるじゃないですか。それと同じかな、と思って。
【9】近所から始めて、どんどん範囲を広げ遠くまでネットで調べていきます。ネット検索に疲れたら、一旦休憩。またやる気になったら頑張ります。
【10】「分院」などの表記がある場合は、入院や手術する場合、本院と分院のどちらで手術し、どちらで入院となるのか? その場合、夜は動物だけになるのかどうかを確かめます。地震や火事などもありますしね。大切な命なんで。
【11】「ここ、良いかな?」と思った所をピックアップして、実際に犬を連れて行ってみます。狂犬病ワクチン、フィラリア、予防接種などで1年に最低2〜3軒行くことができます。肛門腺絞りでも行ったら4~5軒行けます。一回、肛門腺絞りをやってもらったら500円でした。
犬を連れて行けば震えるかどうかが分かるので、これが一番。しかし、予防接種だけでは分からない事も多いので要注意。一番大事なのは病気になった時にどう対応されるかなので。
実際、ウチが手痛い経験をした病院も予防注射などに何年か行っていたのですが、ウチの子が震える以外は問題なく過ぎていました。ちょっと重い病気になった時に態度がガラっと変わったので、そこは要注意。
でも、最低限、ペットが震えない先生を探すのが一番かな?と私は思います。コレ、自論。
【12】個人情報は自分で守る。 診察中に個人的なことを聞かれてもボカしておく。こちらから自分のプライベートなことを言わない。
患者の個人情報を気にしてない先生もいますが、こちらの情報を得ようとしている方もいらっしゃいますので、そこは自分の身を守る態勢が必要かと。
【最後に番外編】 飼い主名を記入する時は、ネット検索されても出て来にくい家族の名前にした方が良いかもしれません。
例えば、①名字はそのままで、名前の一部をひらがなにする。名前をひらがなにしても、意外に分かってしまう場合もあるので、そこは注意。
②飼い主名を子供の名前にする。更に、子供の名前の一部をひらがなにするとか。「子供が欲しくて飼ったペットなので、子供が飼い主です」とか言えば良いわけで。
何しろ今はネット社会で、名前を入れると個人情報がバーンと分かってしまう方、顔もネットに出ている方も多いと思います。自分の身は自分で守るしかありません。
(但し、ウチはペット保険に入っていないのでよく分からないのですが、保険に入ってる方は本名じゃないとダメかもしれませんね)
🔶追記🔶 2025.6.1のヤフーニュースに「本名と異なるビジネスネーム好評、ストーカーやカスハラ防止…安心して働ける、私生活と区別」という記事が出ていました。病院はストーカーなどの問題とは違いますが、今のネット社会を生きる為には、場所がどこであれ本名を名乗ることに危険を伴うのかな?と改めて思いましたので、ここに追記しました。🔶以上、追記終わり🔶
❖因みに、以上の病院探しの方法は、人間の病院探しにも一部流用しています(笑)動物達のお陰です。
🟩さて、こうして動物病院の候補のリストを作り候補を絞り終えた頃、丁度、2匹共ちょっとした病気になったので、何軒かの病院に行ってみましたが、例えば・・・、
例➊ある病院では、ウチの犬達はやはり診察台で震えているし、私も「ちょっと…」と思うとか、
例➋また別の病院では、診察台に乗せようとしましたが、2匹共、例の「よだれダラダラで腰が引けていてキャリーから出て来ない」という事態になりました💦
そして、薬を貰いましたが、院長自ら「その薬効かないと思うから、また来て」と言ったり・・・失敗続きで途方に暮れてしまいました。悩んだ末、
例➌以前1~2回お世話になり、まあまあ良かったかな?という所に行ってみたら、以前いたスタッフの方々は一人もいなくて、院長先生は不在。
明らか新米女医さんが1人で任されていて、こちらが症状を言う度に裏の部屋に調べに行っては、今調べてきたことを言う・・・みたいな事を繰り返す。
そして、「病名は〇〇か◆◆か△△か▲▲か▢▢か✕✕か・・・えっと、あと何だっけ?あ、ガンの可能性もあります」と病名の候補を8個くらい言われたけれど、結局、病名は特定できずじまい💦
あー、こりゃ、ダメだ!と思ったけど、「もういいです」って、なかなか途中で帰れないですよね。あの新米女医先生、元気かなー。
裏の部屋に行って調べている時間が長くて、病院に行って診察して薬を貰って帰るまでウチだけで2時間かかりました。
診察室を出て待合室に行った時の待ってる方々の冷たい視線が痛かったです。
私だって、サッサと帰りたかったんだよー。
ついでに、やっぱり貰った薬は効きませんでした。
以前はまあまあ良かったとしても、時が経ってスタッフが変わると、こんなにも変わってしまう場合もあるんですね。
まあ、どんな先生にも新米先生だった時期はあるわけで、新米先生がダメなわけではないけれど、新米先生にはベテラン先生が付いていてくれないと、大事な命の問題なので心配です。でも、新米先生はワクチンを打つだけだったり、フィラリア、ノミダニの薬を貰うだけなら良いと思います。
そんなこんなで、あんなに調べたものの失敗を繰り返し、大事なウチのペットに嫌な思いをさせてしまい「ごめんね」と落ち込み、先の見えない病院探しの旅を続けていたある夜、夢を見ました。
前に飼っていたワンコが、夢の中である動物病院の全景を見せてきました。
朝、目を覚まして「あれ?どういう事?」と。
私は動物を心底信頼しているので、その夢の情報を「私が病院探しを頑張っているから教えてくれたのかなー」とすぐに受け入れました。
家族全員を送り出してから、リストを見て、ネットで夢で見た全景の病院を探しました。
あったー!これかー!
ワンコよ、ありがとー!なんという事だ!
早速、次回の狂犬病ワクチンの時に行ってみました。初回に行った時は「ここだー」という確信はなかったものの、ウチの子が震えていなかったので、一安心。
やっと出会えた震えない動物病院です!もうこれで十分。
しかしその後、何回も行っている間に、本当に良い先生だと分かり、私は全幅の信頼を寄せるようになりました。
🟩かくして、ウチの子が震えない、診察台でもニコニコしている動物病院を見つけました!ちょっと遠いけど、ウチの子の為なら頑張って通います。
ペットに優しく接してくれて、すぐに病名も判断してくれて、薬も効きました。治りました。すごい!
ここの先生は採血も上手くて、アッ!という間。こんなに上手な採血をする先生を見たことがありません。
ウチの子が捻挫をした時も、病気になった時も「ゆっくり直せばいいから」と言って薬をくれて、「薬が足りなくなったら遠いから送ってあげる」とまで。
重病になった時も「入院するのはチョット考えてしまいます」と言ったら、「どっちでも良いよ」と言ってくれて、判断をこちらに任せてくれました。
いつもその時の病気に合わせたアドバイスも沢山してくれて、保護犬・保護猫を沢山飼っていらして、飼いたい方に譲渡してあげている動物に優しい先生。お値段もお財布に優しい先生です。
ウチはかなり遠くて通うのは大変ですが、そんなこた~、どうでもいい~! ウチの子が一番大事なんだから。
🟩しかし、ここまで来るのに長い時間と労力を必要としましたし、何軒もパスした病院があったのも事実です。しかし、ウチの子可愛さで頑張った努力は無駄ではなかったと思います。
手痛い経験をしなければ、今の先生に出会うことはありませんでした。
手痛い経験もしてみるもんですね。そのお陰でウチの子は「ニコニコ通院犬」になりました。
🟩さて、「ペットと相性の良い動物病院を探す果てしない旅」に出た私でしたが、
これで長かったネット検索も終わりを迎え、「病気になっても安心だー!」と思えるようになりました。
他にもペットと相性の良い、震えない動物病院はきっと沢山あると思います。
皆様がそんな相性の良い病院と出会えて、ペットがニコニコで病院に行けるといいなー!
🟩もしも今、このブログを読んでいる貴方のペットが、診察台の上で震えず、嫌がらず、先生もペットに優しくて、飼い主さんにも親切で、暴利をしない病院だったら、それは奇跡です。
そういう病院であることが当たり前ではなく「とっても幸せな出会いをもらっている!」ってことです。
千載一遇の出会いです。そのご縁を大事になさってください。
ペットを飼う皆様に、優しい動物病院との良いご縁がありますように。
Thanks★
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗