【文鳥】舞い降りた天使《ペット5》

2025.2.12

ペット

ある日、一羽の白い文鳥がパタパタと飛んできて、

リビングの開けていた窓枠にチョコンと舞い降りて来ました。

「???」 

今でも鮮明に覚えている忘れられない一コマです。

ちょうど家族が何人かリビングにいた時だったので、

 「あら!!」「可愛い!」

 「近所の人が逃がしちゃったんじゃない?」

 「どこの家かなー」

 「文鳥飼ってるとか、近所で聞いたことないなー」

 「どうする?」・・・

じゃ、とりあえず捕まえて、近所の人に聞いてみよう!ということになり、

いざ、捕まえようとしたら、

その文鳥さんは「はーい!私、喜んで捕まりまーす!」とばかりに、

ピョン!と手に乗ってきました!(驚)

「あらら、人間に慣れてるね!」

「手のり文鳥じゃない?」

その後、母が近所の人達に色々と聞いてみましたが、

何の情報も得られず、新しい鳥カゴを買って、ウチで飼うことになりました。

名前は「ピロ」。

私が小学校低学年の時のことです。

真っ白の身体に、ピンクのくちばし。

お目目は黒色でアーモンド形、目を閉じるとまぶたも可愛い。

素敵な友達が来てくれました!

初めて鳥さんを近くで見る私は、

いつも「可愛い!可愛い!」と言ってピロを見ていて、

毎日のように鳥カゴから出して遊んでいました。

学校から家に帰って来るのが楽しみになり、

私にとって、ピロはまるで「舞い降りた天使」のようでした。

ピロは私が人生で一番最初に飼った鳥さんで、

この子が来てくれたお陰で、この後、黒色の文鳥ピヨと数羽のセキセイインコとの出会いもあり、

ピロが来てくれたお陰で、私のこれから意外に長い「小鳥さんとの人生」が始まったのです。

この子なしに、私の「小鳥さん人生」はありませんでした。

ピロちゃん、あなたのお陰!ありがとう!

丁度この頃の我が家は、危機的状態で(笑)

三人いる兄のうちの一人が反抗期に入っており、

これがまた、こじれにこじれ、毎日、家の中が殺伐としていました。

私は学校からの帰路、自分の家が見えてくると、

「あー、家に帰りたくないなー」と思っていた時期だったのです。

だから、ピロが来てくれたお陰で、家に帰るのが楽しみになり、

「ピロに救われた!」…そんな時期でした。

だから、私にとってピロちゃんは、

正に「舞い降りた私の天使!」でした。

ピロ!ありがとう!また会おうね!

そして、ピヨもありがとう!また会おうね!

今回、十分にお世話をし切れなかった分は、

また会えた時、今度はもっと幸せにするから。

        Thanks★

★次回は、ネコの話を書きます。

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Nanato

こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。

子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。

しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。

“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。

“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。

ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。

南々斗