ある日、一羽の白い文鳥がパタパタと飛んできて、
リビングの開けていた窓枠にチョコンと舞い降りて来ました。
「???」
今でも鮮明に覚えている忘れられない一コマです。
ちょうど家族が何人かリビングにいた時だったので、
「あら!!」「可愛い!」
「近所の人が逃がしちゃったんじゃない?」
「どこの家かなー」
「文鳥飼ってるとか、近所で聞いたことないなー」
「どうする?」・・・
じゃ、とりあえず捕まえて、近所の人に聞いてみよう!ということになり、
いざ、捕まえようとしたら、
その文鳥さんは「はーい!私、喜んで捕まりまーす!」とばかりに、
ピョン!と手に乗ってきました!(驚)
「あらら、人間に慣れてるね!」
「手のり文鳥じゃない?」
その後、母が近所の人達に色々と聞いてみましたが、
何の情報も得られず、新しい鳥カゴを買って、ウチで飼うことになりました。
名前は「ピロ」。
私が小学校低学年の時のことです。
真っ白の身体に、ピンクのくちばし。
お目目は黒色でアーモンド形、目を閉じるとまぶたも可愛い。
素敵な友達が来てくれました!
初めて鳥さんを近くで見る私は、
いつも「可愛い!可愛い!」と言ってピロを見ていて、
毎日のように鳥カゴから出して遊んでいました。
学校から家に帰って来るのが楽しみになり、
私にとって、ピロはまるで「舞い降りた天使」のようでした。
ピロは私が人生で一番最初に飼った鳥さんで、
この子が来てくれたお陰で、この後、黒色の文鳥ピヨと数羽のセキセイインコとの出会いもあり、
ピロが来てくれたお陰で、私のこれから意外に長い「小鳥さんとの人生」が始まったのです。
この子なしに、私の「小鳥さん人生」はありませんでした。
ピロちゃん、あなたのお陰!ありがとう!
丁度この頃の我が家は、危機的状態で(笑)
三人いる兄のうちの一人が反抗期に入っており、
これがまた、こじれにこじれ、毎日、家の中が殺伐としていました。
私は学校からの帰路、自分の家が見えてくると、
「あー、家に帰りたくないなー」と思っていた時期だったのです。
だから、ピロが来てくれたお陰で、家に帰るのが楽しみになり、
「ピロに救われた!」…そんな時期でした。
だから、私にとってピロちゃんは、
正に「舞い降りた私の天使!」でした。
ピロ!ありがとう!また会おうね!
そして、ピヨもありがとう!また会おうね!
今回、十分にお世話をし切れなかった分は、
また会えた時、今度はもっと幸せにするから。
Thanks★
★次回は、ネコの話を書きます。
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗