登場人物…息子の理央(りお)・娘の夢子(ゆめこ)
🟦子供達が小さな頃、毎晩、寝る前に絵本を読んであげていました。
理央が1冊、夢子が1冊で、計2冊読んであげます。
どんな絵本かというと、本屋さんによく売っている掌(てのひら)よりチョット大きい位の薄くて小さな絵本で、一話完結の人気の絵本です。
本屋さんに行くと必ず、子供達が「絵本買っていい~?」と聞いてくるので、「いいよ~、1冊ずつね~」という風に買い貯めていきました。
🟦私が「さあさあ、寝るから絵本を1冊ずつ好きなのを選んでいいよ」と言うと、「はーい」と選びに行きます。本を選ぶ時の子供達の目はランランと輝いていて、実に楽しそうでした。
理央「今日はコレ~」
夢子「私はコレ~」・・・と笑顔で持って来ます。
一つの布団に3人で入って読んであげたら「はい、じゃあ、おやすみなさい。また明日~」と言って2人を寝かせて、私は部屋を出ます。
これで今日の子供のお世話は無事完了しました。ホッ!とする時間です。
🟦絵本を読んで子供を寝かせる担当は私でしたが、たま~に私がどうしても忙しい時は夫に絵本の読み聞かせをお願いした日もありました。
🟦毎晩、絵本の読み聞かせをしていた時代から時は過ぎ、子供達もかなり大きくなった頃、たまたま夢子と絵本の話になりました。
私「昔は理央1冊、夢子1冊の絵本を読んでから寝ていたよね。懐かしいね」
夢子「今でも絵もストーリーも覚えているよ。今日はどの本を読んでもらおうかなーって選ぶのに一生懸命だった~(笑)」
私「ママが忙しい時は、たまにパパに読んでもらっていたよね~」
夢子「うーん…あったね…。でも、パパに読んでもらう時はつまんなかったんだよね~」・・・え?初耳!
私「何がつまんなかったの?」
夢子「ママは台詞を読む時、おじいさんはおじいさんのような声で読んで、赤ちゃんの台詞の時は赤ちゃんのような声で読んで、動物もその動物になり切って読んでくれるのに、パパは台詞が棒なんだよ。全部同じように読むんだもん!」
私「え?知らなかった~」
夢子「ちょっとは演じてるんだけど、平たんに読むんだよね。だから、パパが読んでくれた時に、私、言ったもん。これはウサギさんなんだから、ウサギさんの声で読んで~!って」
・・・この話を聞いて笑っちゃいました。私の知らない所でこんな攻防が繰り広げられていたんですね。子供って面白い!
私「そういう事は早くママに言ってくれれば良かったのにー。パパにお願いするのにな…」
夢子「でも、パパが読んでくれたのは2~3回だったと思うから、別にいいよ~」
私「2~3回?私はもっとパパに読んでもらってた気がしたけど」
夢子「2~3回だよ~」
私「そっか、2〜3回なら、ま、いっか」
私「理央は【ウサギさんみたいに言って】とか言ってたの?」
夢子「理央は言ってない。黙って聞いてたよ」
私「理央らしいね~」・・・と2人で笑ったのを覚えています。
🟦たまに子供達から聞く、こういう昔の話の種明かし。面白い!子供も色々考えてるんだなー。
夢子曰く(いわく)、絵本の読み聞かせって、子供にとってとても良い事らしく、
夢子「赤ちゃんがまだ自分が上手に話せない3~4才までの間は周りの大人からの受信が主だから、この時期に親がたくさん話し掛けてあげることが大事なんだって。そして、その後のまだ自分で本を読めない時代に、たくさん絵本の読み聞かせをしてあげると、子供は読み聞かせをしてもらってる時に想像力なんかが育って、その後の成長に大きな影響を及ぼすみたいよ」とのことでした。
なるほど〜!
今の子供はSNSがあるので、知識が凄くて驚きます。
何でもSNSで調べるので、その知識の広さと深さに私は追いついていけません(笑)
私の時代にもSNSが欲しかったなー。
🟦さて、赤ちゃんに話し掛ける事と絵本の読み聞かせが大事?
「じゃあ、私はどうだったかなー?」と考えると、絵本の読み聞かせはしていたけれど、赤ちゃんの時からたくさん話し掛けるってことには、残念ながらあまり自信がありません(苦笑)
子供を育てるのに必死で「どのように育てたのか?」あまり覚えてないのです。
今はこのブログに子育てのエピソードを書いていますが、面白かったから覚えているし、大変だったから覚えているし、失敗したから覚えているだけで、自分がたくさん話し掛けて育てたのかどうか?は、余裕がなさ過ぎて覚えていないんですよね。
じゃあ、今度子供を育てる時はいっぱい話し掛けて育てます!…って、ここで宣言したいところですけど、もうそれはありません(笑)
あ!今、犬にメッチャ話し掛けてます。まるで子供に話しかけるように。
これで許してもらいましょう。
Thanks★
Profile
Nanato
こんにちは。ナナトです。
このBlogは”子供”と“ペット”の面白くて楽しかった話をメインに書いています。
子供を育てることは、一筋縄ではいかないことであり、かと言って「ペットを飼うのはラクか?」と言えば、いえいえ、子育てとはまた違う悩みがあったりもします。
しかし、過ぎてみれば、悩んだ事も苦しかった事も、俯瞰で見ることができるようになり、だからこそ、逆に今、面白くて楽しかったことをポンポン思い出すようになりました。そのプラスの思い出話をここに書いています。また、子育て中に悩んだこと、ペットと暮らす中で困った事なども織り交ぜて。
“日々想うこと”のタグは、私が「ふと思ったこと」を書く日記風。
“English”のタグには、初級者レベルをユルユルで勉強しているので、日常で使えそうだったり「これ、忘れたくないな!」と思った文章を書き留めています。
ペンネームの“ナナト”は、空の彼方に旅立って行ったお兄ちゃんの名前を借りました。
お兄ちゃん、見てくれているかなー。
南々斗